たくさんのご来場ありがとうございました。

▲ 前橋出身、阿部君のつくった取材映像です。

 

「前橋へのラブレターみたいなもの」
小池アミイゴ


はるのひ

群馬県出身のイラストレーター
小池アミイゴが、
前橋の街で長きに渡り陶器の販売を続けてきた
「陶舗 石渡」の店舗で、
絵本の原画やイラストレーションの
展示と絵本の販売を、
3日間限定で開催します。

開催日
2023.1.27(金)・28(土)・29(日)
12:00-18:00
会場
@陶舗 石渡(弁天通り)

展示の中心となるのは昨年「日本絵本賞」を受賞した
絵本「はるのひ」の原画。
物語の舞合は小池が子どもの過ごした
赤城山を望む田園地帯。
そこに震災後の東北や九州、台湾などで出会った
美しき記憶を塗り込むことで
「いつか駆けたはずの美しくなつかしい場所」
を演出しています。

今回、陶器のキラキラした魅力を伝え続けて来た
「陶舗 石渡」が、
その役割を次世代に受け渡す手前で、
人の心に沈む
「美しき前橋の記憶」を呼び覚ますような
展覧会になればと願っております。

  • 小池アミイゴ

    イラストレーター
    群馬県生まれ。長澤節主催のセツモードセミナーで絵と生き方を学ぶ。1988年よりイラストレーターとして活動開始。
    書籍や雑誌、広告、音楽家とコラボレートした仕事多数。
    1990年代はCLUB DJを兼ね、デビュー前夜のクラムボンやハナレグミなど多くの表現者の実験場を創造。
    2000年以降は日本各地を巡り、ライブやワークショップ、展覧会開催など地方発信のムーブメントをサポート。
    2011年3月11日以降、東北各地を巡り絵を制作、個展「東日本」を開催し続ける。
    絵本:「ちいさいトラック」、「とうだい」(作画)、「かぜひいた」、「うーこのてがみ」、「はるのひ」(徳間書店、日本絵本賞受賞)など。
    2019年台湾の台三線3週間の取材を行い「台湾客家スケッチブック」(KADOKAWA)を上梓。
    東京イラストレーターズソサエティ(TIS)理事長。
    https://www.tis-home.com/amigos-koike/

     

  • 陶舗石渡

    ヨーロッパの食器紹介に心血を注いだ「陶舗石渡」

    昭和22年(1947年)初代店主が陶器店を創業。昭和52年(1977年)店舗を現在の建物に建て替え。
    東京での修行を終えた2代目の勝が、店舗設計やデザインを東京の著名デザイナーに依頼。
    これを機に、当時地方都市では珍しかったヨーロッパの一流メーカーの食器の輸入販売を始める。
    商品取引では店主自ら東京の輸入元に赴き、1年をかけて信頼関係を築き販売に至る。
    2012年勝没後、妻が跡を継ぎ営業を続けるが、2021年12月、75年の歴史を閉じる。

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